ハブ話その4 ハブの行方
この記事は、
下やその下の記事の続きになってますのでご注意を。
さて、妹は折角捕まえてきたハブを
うっかり(…うっかり?)
溺死させてしまいまひた。
そんなこと(
詳しくはこちらをごらんください)をすれば、死んじゃうだろーと
思うんですが
「ハブが あんなに
か弱かったなんて」
という妹の発言から、かなり
想定外の出来事だったようです。
ハブのハラを空っぽにしたけりゃ、
しばらくの間、
絶食させておけばよかったんだと
私は思いましたデス。
しかし、死んでしまったモノは生き返りません。
妹、考えました。
…
…
…
そうか!
妹の脳裏にひらめいたモノ。
それは、
ウナギをさばく様子だったらしい。
私の記憶によると
妹は ウナギなど さばいた経験なんてないはずなのに
新鮮なハブを
まな板の上で
華麗にさばいた………………らしい。
そこで、何らかの事情があって、
冷蔵庫での保管を余儀なくされたのでしょう。
テキトーにビニール袋に入れ、冷蔵庫にポイっと入れられたハブ。
母に見つかり、一時は生ゴミ決定か!?
と思われたのですが、
妹は
尊い命を無駄にはしませんでした。
ちゃんと、泡盛を買ってきて、
ハブ酒にしてました。
………ただ、
一般的に見る
ボトルの中で かっこよく とぐろをまく ハブではなく
さばいたお陰で 体が
ヒラヒラしている とてつもなく
かっこわるい
ハブ酒になっちゃったみたいですが。。。
ついでに、我が家はお酒を分解するナントカ酵素ってのを持っていない、
日本人に多いタイプの家系でございます。
よって、ハブ酒を楽しむことはできませぬ。
でも、興味があるので 蓋を開けてみました。
ぷーん
と、ただよってくるのは、
革のベルトの臭い。
「…。」
小学生の頃
「海上で遭難した男が革のベルトをかじって唾液を出し、喉の渇きをしのいだ」
という江戸川乱歩の小説の1シーンを、思い出した私。
果たして、こんな酒が美味いんだろうか?
妹の努力
( と、母の恐怖 )の甲斐もなく、
ハブ酒は
大不評。
お酒大好きな私の同僚にも差し上げたのですが、
「うううう…」
と唸ったっきり、職場の冷蔵庫に放置。(きっと今でもある)
「何で飲んでくれないの?」
と、とりあえず聞いてみたのですが
「
うろこが浮いているところがどうも…」
って眉間にしわを寄せてました。
…たしかに、さばいたおかげで
うろこまで 宙に(…いや、水中に)浮いていました。
よいこのみなさんは、こんなこと
真似しちゃいけません。
ハブは猛毒でございます。
決してハブ酒を作ろうとか
思わないように!
まあ、そんなことがあり、先日我が家で発見されたハブについて、
母は
妹に
触らせてはならない!
と心底思ったんでしょうな。
速攻警察に電話して、捕獲してもらったんだそうです。
捕獲されたハブちゃん。
…私も見たかったのに~~!
そして、捕まえてみたかったのに~~!
春頃、警察官1年生の皆さんが、ハブ捕獲訓練をするシーンを
よくニュースで放送するのですが
私はいつも羨ましく拝見しております。
私もハブ捕獲、やってみたい。
(ただ捕まえたいだけで、決してハブ酒なんてつくりたくないです)
捕まえてみたら、体長約30センチの小さいハブで
もしかすると生まれたてだったのかも?
だそうです。
…ということは、ウチの周りで繁殖しているんだろうか?
うーん。
それはちょっとイヤだなあ。
<まだ続くぞ ハブ話>
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