その夜
最近自宅パソの電源を入れることも月1になり、
うっかりティーダブログのIDとパスワードも忘れかけていた
覚醒率80%の葉月です。てへ。
さて、現在私ら家族は一つの部屋に5人が寝ている状態である。
セミダブルベッドの上には長男と主人。
その下にお布団を並べて2番目、3番目と私の3人。
ウサギ小屋と称される日本の家庭にはよくある光景かもしれない。
その夜。
主人はハッと目が覚めたらしい。
眠っていても、何かの気配を感じ取ったんでしょう。
ベッドの側は窓ガラスになっているのですが、彼はふと視線をそこへ向けたのだった。
なんと!!
外套の明かりが漏れるその隙間から、
にゅ~う
と黒く細長いモノが唐突に伸びてきたのだそうです。
ソレは、あっという間に主人の頭をわしづかみにしたのだった。
(これは
腕だッ!)
主人は一瞬のうちに全てを悟った。
(
宇宙人の腕に間違いないッッ!!)
宇宙人…地球外生命体のことである。
高度な知能を持つ彼らは、地球の生物に興味を持ち
時々家畜や人をサンプリングしては実験しているという。
「た、助けてッ!!葉月ぃ~~子どもたちぃ~~」
彼は妻や子ども達の名前を叫んだ。
しかし、草木も眠る真夜中の出来事である。目の前で家族はスヤスヤ眠ったまま
彼の身に降りかかった惨劇に気付くこともない。
宇宙人の腕は、その細さからは考えられないほどの力で主人を引きずり出し
彼は抗う術もなく宇宙人に頭をロックされながら、空へと持ち上げられていく。
だんだん小さくなる我が家の屋上。
それを呆然と眺めながら、彼は悲しくてならなかった。
「という夢をみたんだよおおお」
夜中、主人は私をたたき起こしてそんな内容を宣ったのだった。
私が思うに
「はじめてのWii」っちゅうゲームに、
アダムスキー型UFOに、自分の顔のキャラクターがさらわれるシーンがあったのと
アースグーグルで自分ちを見て喜んでいたっちゅう体験が
うまいぐあいにミックスしただけなんじゃないだろうか。
それでリアルな夢を見たんだろうケド、
話した後、気持ちよくぐっすり寝やがったダンナの首をしめたろか?!
とホンのすこぉーしだけ殺意を覚えたのでした
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