妖精さんが家にやってきた

葉月

2007年05月26日 11:06

3番目のこどもと遊んでいて 突然 腰が グキッ とキましてね

しばらく寝たきりおばさんをしていました、ごちゅうはっちゃい(自称)の 葉月です。

(復活してすぐやることがブログの更新っていうのもどうかと思います)


腰が痛くてもこどもの宿題は見てあげないといけません。

宿題の中に「日記」というのがあって、7歳はありったけの文章力を駆使して書いています。


きょう、Tさんと話しました。ぼくが、

「1回 は がおれたら ねるとき、まくらの下において ほしいものを いって ねると

ねて おきたら、ほしいものが くると思うから 1回だけ ためしてみたいよな」

といいました。1回 ためしてみたいです。


(息子の日記全文 読みにくいトコは、私が空白を入れてみた)


どうやら息子は、抜けた乳歯をまくらの下に置くと、親切な妖精さんが訪れて願いを叶えてあげると

信じているらしいのである。

そして、とうとう夕べ息子は実行した。



「妖精さんはこのくらいで小さい」

と手で3センチくらいの大きさを表し

「だから、妖精さんが 歯を持って行きやすいように、歯はまくらのに置く!」

とお供え物の自分の歯をセッティング。

そして

「ニンテンドーDSの白と…ウィーと、ペーパーマリオのカセット(ソフトのこと?)と、

それからダイヤモンドと……」

と、暗闇の中でブツブツお祈りをしています。

ダイヤモンドをお願いする理由については、多分私が

「ダイヤモンドがあったら、それを売り飛ばし多額の利益を得て、君たちに何でも好きなモノを

買ってあげられるのである」

とゆったことがあるからでしょう。

あんまり長くお祈りしているので、私も負けじとお祈りしてみました。

「じゃあ、あんたがもっとたくさん野菜を食べますように、
 
あんたの靴下を片方なくす癖が治りますように、あんたが…」

と延々と述べていると、息子が

「歯は5本しかないんだから、そんなにお願いしないで!」

と泣きそうになっていたので、このくらいでやめてあげました。



さて。



朝の5時頃、見てみたのですが もちろん妖精さんはいらっしゃっておりません。

ちょっと考えて、冷蔵庫をガサってみた私。

それから30分後、目覚めた息子が真っ先にまくらを確認して叫びました。


「お母さん!妖精さんが、ゴーヤーを持ってきている!」


まくらの上には、息子の歯とゴーヤーが2本 置かれておりました。

息子、めっちゃ感動です。ホントに妖精さんってくるんだ~とひとしきり肯いておりましたが、ふと

「…でも、ニンテンドーってお願いしたのに、どうしてゴーヤー?」

???

「そ、それは…お母さんが、野菜食べるようにお願いしたからじゃないかな」

少々苦しいいいわけ。しかし、息子は納得したようでした。

「そっか。」

そしてゴーヤーを優しく撫でて、

「すごい、まだ冷たいよコレ!」


(そりゃそうだよ、30分前まで冷蔵庫に入っていたんだもん)



というわけで、夕べウチに妖精さんが現れたことになっているのだ。

しかし、私がこどもの頃はそんな風習なかったぞ?

どこから仕入れてきた情報なんだろう。

なんだか外国風?

ちなみに、私がこどもの頃は、下の歯が抜けたら上に投げ、上の歯が抜けたら下に投げると

生えてくる大人の歯がまっすぐになる、という噂でしたな。

関連記事